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昔からある灯篭を同じ様に造ります。

加工前:現物

まずは、現物の採寸から行います。
建っているものがあれば、出張して採寸も行います。
風化状態や、昔の作り方などを考慮してまったく同じとは行きませんが、今の加工にあった造りにお客様と相談しながら進めていきます。
石も時代によって変わってきていますので昔の石があれば昔の石で、そうでなければ今の時代の石で似たような石を探します。


加工後:完成

今回は、現代の加工にあった造りに製作しました。
昔の物の多くは、すべて手作りで造っていたので右と左の山の形が違ったり、寸法が違ったりとよくありました。
それらを考慮しながら、バランスよく平均的に加工をします。
あと、見えない所には倒れにくいようにステンレスのピンを入れたりします。.


昔からある灯篭を同じ様に造ります。その2

加工前:現物


春日灯篭の笠の破損です。
灯篭が倒れ、角の蕨手が欠けて取れてしまいました。
幸いにも、岡崎のサビ石で造られていたので同じ石種で
新しく造る事が出来ます。
しかし、造っていた職人は違うので型などを取り現物に
合わせながら製作しました。


加工後:完成


破損した、現物を基に新しく造り替えれました。
以前の物にはあった苔や渋みなどの色の違いはありますが、
石質は同じなので年月が経ては同じような色合いになります。
ご依頼があれば、その色っぽい色にも出来ます。


火袋の透かし彫りが壊れてしまった部分復元

加工前:現状


春日灯篭の火袋のスカシ部分が破損しました。
お客様の依頼で火袋本体はそのままで、
スカシ部分だけのはめ込みです。
岡崎のサビ石で造られていたので、同じ石種で
はめ込んで造ります。


加工後:完成


スカシ部分は別で製作します。
新たに、はめ込みますので枠が二重になりますが、
元の火袋の側面を削りながら合わせました。
このあと、元の火袋の色合いに合わせるため、
新しいスカシ部分に色を付けて完成です。
今回は元禄スカシですが、その他のスカシや模様も
はめ込みが出来ます。






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